発芽

商談会で見えたこと

シードペーパーと聞くと、どんなものを想像しますか?

今回、商談会で初めてシードペーパーを目にされる方もいらっしゃいましたので、
率直なご感想をいただけました。

文字通り、種が入った紙ですが、 限りなく手作りに近い形で
アメリカの工場で作られるシードペーパーは、
日本人にとっては昔から馴染みのある手漉きの和紙に近いかもしれません。

手触りの優しさと素材そのものを感じるテクスチャーが個性の一つでもあるのです。

これまでの仕事の実例をお見せすると、
シードペーパーでできることの幅広さも理解していただき、
そこから、「こんなことできますか?」という新たなアイディアの発見につながりました。

もしかしたら、私たち自身もいつの間にか固定観念があったのかもしれません。
枠を超えて発想していくことを忘れてはならないですね。

紙の無駄遣いをなくす

私たちが紹介しているシードペーパーは、アメリカのBloominという会社が作っています。

紙の無駄をなんとかできないか、と感じた20代の若者たちが1980年代に始めた会社です。
徐々にグローバルに認められ、今では世界中の企業に起用されています。

紙ととらえると少し単価が高いこのシードペーパーは、
企業のエコ、サスティナビリティの捉え方によって採用するかどうか大きく影響します。

日本ではどうでしょう? 

この数年、持続性のある社会を作るSDGsも徐々に広がり、
企業によってはペーパーレス化が進んでいます。でも実際には日本の紙ゴミは
中国や東南アジアへ輸出されていたのです。
ところが、各国の環境規制の強化やコロナの影響下、アジアでの古紙受け入れも減少しています。

改めて国内で私たちが使用する紙の量をコントロールすることが大切になってきました。
テレワークにより、クラウドで管理する、
紙を印刷しなくても業務を進めるという方向がさらに進むと思います。

まだまだシードペーパーが抱える課題も多いですが、
この時期を無駄にせず、また無駄な紙の使い方を減らし、
紙を捨てるのではなく捨てない紙に、植物を育てるために土に戻すことを提案し、
少しでも人の役に立つことを進めて行こうと心を新たにいたしました。

そのためにはシードペーパーが持つ可能性をさらに広げ、
より多くの方々に紹介していきたいと思っています。

次回商談会は、6月2日(火)を予定しています。
このような時期ですので、詳細はまたご案内いたします。

皆さまと色々なお話ができるのをスタッフ一同楽しみにしています