春一番が吹き始めると、そろそろかな、とソワソワします。
ほっておくことはできないけど、ヤル気と天気のタイミングを計るのが難しい。
冬の間すっかり放置していた、おととしからのエキナセアとイタリアンパセリを処分して、
ローズマリーの株分けをして、ゼラニウムの伸びすぎた枝を剪定して、
クロモジをひとまわり大きな鉢へ。
玄関前と2階のベランダの計3カ所あります。
なにが大仕事かって、事務所には庭がないので、古い土の処分に困るのです。
毎シーズン、なにかしらハーブ類を育てているので、どうしても古い鉢と土が溜まっていきます。
鎌倉市は古い土はゴミに出せません。庭があるなら、うまく片隅に処分できることも
マンションの場合、再利用するか、業者に有料で引き取ってもらうしかありません。
まずは、古い鉢の中身をシートの上にすっかりひっくり返し、大きな根や枯れ葉などを取り除きます。
そのあと、ふるいにかけて細かい根っこと細かい土を取り除きます。細かい土(微塵)は使いません。
土の処分は本格的な冬の前から行うのがおすすめで、可能であれば、
このまま戸外においてときどきひっくり返しながら厳寒時の霜にあてます。
夏なら2〜3日、日光消毒します。
でも、そんな場所も時間もない場合には、熱湯消毒。
広げた土にヤカンでたっぷり熱湯をかけてしばらく乾かします。
病原菌や目に見えないムシの卵をとりのぞくことはとても大切です。
さて、取り分けた土に、赤玉土、石灰、堆肥、腐葉土などを順にいれてよく混ぜ合わせます。
「これってたいへんじゃない!」という声も聞こえてきます。
ごめんどうな方は、もっと簡単な「古い土の再生材」が販売されていてお手軽ですよ!
花ごころ「ふっかふかによみがえる古い土のリサイクル材」
プロトリーフ「古い土の再生材」
などなど。
でも、ゴミや根っこはできるだけ取り除いてくださいね。